「秋のお彼岸に想う」
8月はお盆、9月のお彼岸と仏事に接する機会が多い時期です。御先祖様を通じて仏事に出会わせて頂いてますので仏教徒の家でありながら余り仏教に関心がなかった方も、これを機に日常でも出来れば毎日、仏壇に手を合わせて頂ければと思います。
数年前の出来事ですがお葬式を行って四十九日法要が終わり暫くしてそのお客様から次の法事の予定は立てたけど法事以外の日は何もしなくて良いのでしょうか?とご質問をいただいたので普段は朝起きたら顔を洗ってお仏壇に手を合わせて合掌、朝食時等に炊けたご飯をお供えして合掌、浄土真宗でしたので「南無阿弥陀仏(ナマンダブツ)」と唱えるところから初めてみるのも宜しいかと思いますしお寺様にご相談されてみてはいかがでしょうか、お経も唱えられる様になれば良いですね、とお答えした事があります。
ご飯の盛方等は、浄土真宗本願寺派の仏飯は仏器に蓮の蕾型に盛り付けるといわれます。大谷派では蓮の実をイメージした円筒型(盛槽と言う仏具を使うと便利)に盛り付けるといわれます。仏様は「香食」といって湯気を召し上がります、(お線香を焚くのと同じ考えです)。お供えした仏飯はお下がりとして召し上がってください。食べるタイミングはお参りして湯気が立たなくなったら直ぐが良いと思います。仏器が古い等から食べるのを躊躇するかたはラップを敷いて盛り付ければ大丈夫です。いずれもご本尊の前かその1段下にお供えします。仏飯器が3個ある所はご本尊の両脇の掛軸にもお供えします。浄土真宗や真宗以外の宗派ではお水やお茶をお供えしたりする事もあります。無宗教でお葬式をされたお宅もお盆やお彼岸の時期に故人様が好きだった品物をお供えされたり日常に灯明やお香を焚いて御先祖を偲ばれる方も多くいらっしゃいますので何かしら仏教の影響が普段の生活に浸透しているかと思いますので皆さんがやり易い方法で良いと思います。

仏教に限らず様々な宗教や無宗教でも御先祖様を弔い敬う心は変わらないと思います。皆様もこの時期に御先祖様について考えてみてはいかがでしょうか。
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かずやコスメディア 川橋