2024.05.15 | コラム |
新型コロナウイルス感染症によって乱された日常が、少しずつですが以前の姿を取り戻してきました。感染症対策による制限生活の中で、健康について考え始めたという方も多いことでしょう。
日本は世界的に見て長寿の国と言われています。日本の男性の平均寿命は81.41歳、女性の平均寿命は87.45歳とのデータが出ています(令和元年)。百年前の平均寿命が男女ともに40代半ばだったことを考慮すると、数値だけ見れば倍の人生を歩むことになります。「人生100年時代」も目の前に来ているようです。
平均寿命も大事ですが、ここ数年は健康寿命への関心が高まっています。いくつになっても好きなことをしたり、趣味を楽しむ生活を続けるためには健康状態の維持が必要不可欠です。日本国内における健康寿命の平均は男性が約72.86歳、女性が約75.38歳と言われています(令和元年)。平均寿命と比較すると男性が約9年、女性が約12年の期間にわたって介護や入院が必要な健康状態であることがわかります。あくまでもデータ上のことですが、歳を重ねるごとに健康を維持することが難しくなっているわけです。
「健康」と聞くと身体的な健康を連想する方も多いかと思いますが、現代は心の健康の方が重要視される傾向にあります。「病は気から」とはよく言ったもので、精神的に不安定になると身体にも不調が出始めます。健康に長生きするためには体も心も健康を保つ必要があるわけです。
そしてこの健康寿命を伸ばすということにおいては日常の生活習慣を、健康を意識しながら形成していく必要があり、体調を崩してから緊急で取り組めばいいというものではありません。私自身、近頃体調不良が多くなったり健康診断の結果が芳しくなかったりと健康を意識する生活を送るようになりました。今までは若さで騙し騙し過ごしてきたツケが回ってきたのでしょう。過去の行いを反省です。
「失ってから大事なものに気づく」と言いますが、健康に関しては「失う前に大事だと気づく」必要がありますね。私は100歳になっても自分の足で歩き、愛犬と散歩に行けることを目標に健康について本気で考えてみようと思います。皆さんもこれを機に今一度、自身の生活習慣を見直してみてはいかがでしょう。
かずやコスメディア 井上