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2023.03.9コラム

2019年12月初旬。中国の武漢市で第一例目のコロナ感染者が報告されてから、わずか数か月で世界的なパンデミックになりました。

日本でも2020年1月16日に最初のコロナ感染者が確認され、混乱を極めたのは周知の事でしょう。

当初は分からない事も多く、皆様も不安な日々を送られた事と思われます。

特にコロナがどのような経路で人に感染するのかを、気にされた事と思われますが、現在ではコロナに関しても色々と判明し、様々な疑問点も解消しつつあります。

 

これもひとえに医療関係者の方々の努力の賜物であり、そのおかげで玉名・荒尾・大牟田の葬儀業界も、落ち着いた物になってきました。

 

コロナが流行りだした当初の葬儀形式は、コロナ感染者の方を必ず先に火葬して、通夜・葬儀は遺骨でという流れでしたが、現在では遺体を納体袋に納めてあれば、または御遺体に処置をしていただければ、普通に葬儀する事も可能になりました。

 

やはり、通夜・葬儀を遺骨でというやり方は戸惑う人も多く、ご遺族の中には遠方の親族に最後に顔だけでも見せたいと希望される方や、せめて火葬の点火の瞬間だけでも立ち合いたいと希望される方も多くいらっしゃいましたが、市や火葬場が決めたルールが変更される訳はなく、その希望が叶う事はありませんでした。

 

ただでさえ近しい人が亡くなり、混乱している中に追い打ちをかけるが如くの事態に、ご遺族はやり場のない感情を胸に抱える事になりました。

 

それを顕著に表しているのが、志村けんさんの件でしょう。

 

志村けんさんは、2020年3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなりました。

志村けんさんのご家族はその最後を看取る事も出来なかったそうです。

そして志村けんさんは亡くなった直後に、そのまま火葬場へと行き、人知れず火葬されたとの事です。

 

ご遺族は志村けんさんと一緒に一旦自宅に戻り、皆で見送る事も出来ず、火葬場にも行けず、遺骨も拾えない。

ただ葬儀社の方々から、遺骨を受け取るだけ。

 

この事実に皆さんも戦慄を覚えた事でしょう。

 

皆様もコロナの危険性に関しては当初は楽観的に見ていた部分があると思われますが、TVで志村けんさんのお兄さんが語るコロナ死亡の事実に、国民の皆さんも危機感を募らせたと思われます。

 

それからの変化は劇的でした。

殺菌関係の品物や体温計。マスク等を皆が一斉に買い求め、お店に行っても手に入らず、ついにはマスク等があるだけでのぼりが立つ程でした。

 

その後は政府の方々や関係各社の人々の尽力により、すぐに品物が支給され始めましたが、そこに待っていたのは今までの暮らしとは全く違う世界でした。

 

不要不急の外出は控えましょう。

人が集まるイベント等は自粛しましょう。

人同士、なるべく離れて3密を避けましょう。

食事はなるべく一人でとりましょう。

飲食店は早めに閉店する事――――等々

 

当然、これらはコロナに感染しない為の予防策ですが、コロナ前とはあまりにも違う日々にストレスが溜まる生活が続きました。

自宅でのテレワークや、コロナが理由で仕事が無くなり倒産した会社。

いつまでも続く学校閉鎖に、その子供のお世話。コロナに罹った事が判明し、周囲から厳しい目で見られた事。

 

変化はあげていけばキリが無いでしょう。

 

ですがようやく、ようやく……この2023年3月13日より、マスクの着用は屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねる方針を政府が下しました。

これをきっかけに次々とコロナ前の生活に戻っていくと思われますが、マスク等の解禁が原因で、再びコロナが流行っては元も子もありません。

 

あともう少しです。ようやくコロナの終焉が見え始めました。コロナ前の生活に戻る日も近いのです。

 

ここで画竜点睛を欠くのを防ぐ為にも、最後まで油断せずに生活を送る事が必要でしょう。

 

我々かずやも今暫くはマスク等を着用しつつ、コロナ感染に留意しながらの通夜・葬儀を施行して、努めていきたいと考えております。

当然、皆様の考え方もそれぞれでしょう。もしかずやのコロナ対応に意見・ご希望があるようでしたら遠慮なく仰って下さい。

 

かずやコスメディア高木


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